日本における生サーモンの歴史
ノルウェーサーモンが日本で初めて生食されたのは1980年代
今では当たり前のように生で食べられているサーモン。実は日本で初めて生で食べられたのは1985年頃であり、比較的最近のことです。
元来【鮭=火を通して食べるもの】という概念が日本人にあったため、輸入・卸売業者や加工業者は、生食を推奨するサーモンの販売は難しいと考えていました。
しかし、これまで食べられていた「太平洋産の鮭」に対し、生のまま食べられる「大西洋産の鮭(サーモン)」を差別化することで、【サーモン=生のまま食べられるもの】という新しい概念が生み出されたのです。
この新しい概念は日本人に浸透し、その結果、1980年にはほぼ0だったサーモンの輸入量が、1995年には約24,000トンにまで増加、昨年2019年には約37,000トンにまで輸入量が増加しています。
35年前には食べられていなかったサーモンがなぜ人気に?
今や、生鮮魚介類別のひとり当たり購入金額はサーモンを含む鮭が1位となり、回転寿司でよく食べるネタでもサーモンが9年連続で1位となっています。
人気の理由としては、「品質」「味」「脂のり」の良さが子どもから大人まで幅広い層に好まれていること、幼少期からサーモンを生で食べる習慣があった世代が増えて消費者層が年々拡大していることが考えられます。
また、共働き世帯の増加に伴い、健康に良く、調理に手間がかからない食材へのニーズが高まっていることも人気の要因でしょう。
今後もサーモンの人気は続く?
今後も、幼いころからサーモンに親しむ人々が増え、それに伴ってサーモンの需要は拡大していくことが予想されます。
美味しい食べ物に恵まれたこの日本で、より多くの方にサーモンを食べていただけるよう、モウイジャパンは良質なサーモンを提供するだけでなく、美味しい食べ方やサーモンの良さを伝える活動を続けていきます。
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出典
財務省貿易統計 https://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm?M=03&P=0
水産庁 水産白書 平成30年度 水産白書
マルハニチロ株式会社「回転寿司に関する消費者実態調査 2020」
Norwayexports Norway’s Introduction of Salmon Sushi to Japan