モウイは世界で最もサステナブルな養殖会社と認定されました。
2021年12月1日に発表されたColler FAIRR Protein Producer Indexによると、モウイは世界で最もサステナブルな養殖会社と4年連続で(旧社名マリンハーベスト時代を含む)認定されました。
今回で4回目となるこのレポートは、世界の畜肉・乳製品製造・水産養殖業の大手上場企業である60社を対象とし、SDGs(持続可能な開発目標)に沿った環境・社会・ガバナンスの10のテーマに基づいて企業を評価しています。
モウイは温室効果ガス排出量、森林破壊と生物多様性、抗生物質の使用、アニマルウェルフェア(家畜福祉)、労働条件、食品安全、ガバナンスなど、SDGsに沿った多くの評価基準のなかで、100点中81点を獲得し、業界最高の評価を得ました。
モウイのCEOであるIvan Vindheimはこの結果について次のように述べました。
「モウイがサステナブルな食料生産の最前線にいることが改めて示されました。サステナブルな食料生産のリーダーシップであるこの会社のCEOであることを誇りに感じるとともに、身の引き締まる思いです。
水産・サーモン養殖はグリーン経済へ移行するうえでの一つのソリューションだと示されたことは重要な点です。」
サステナビリティとテクノロジーの最高責任者であるCatarina Martinsは次のように述べました。
「モウイのサステナビリティ戦略とその結果が、世界的なこのレポートで認められたことを嬉しく思います。
モウイは旧社名マリンハーベストの時代を含め、4年連続で世界で最もサステナブルな養殖会社と評価されています。これは『人にとって地球にとって良い食品の生産』に向けた私たちの日々の努力そして情熱の結果です。」
水産養殖への注目
2021年のレポートでは、サーモン養殖を主とした水産養殖企業はすべてのリスク要因(特に森林破壊と生物多様性、抗生物質)について、他の畜肉企業より優れた結果を維持していることが分かりました。
平均すると前年に比べ最も改善された業界である水産養殖業界は、畜肉業界よりもサステナビリティに関するリスクの管理に注力していることが示されています。
森林破壊と抗生物質の使用に注意を深く払う企業が多いヨーロッパは、良好な評価を得た地域です。
実際にモウイと同じ水産養殖企業でありノルウェーに本社を構えるGrieg Seafood ASAとLerøy Seafood Group ASAはそれぞれ2位と4位の評価を獲得しています。
Coller FAIRR Indexについて
金融機関などが投資判断やエンゲージメント戦略*1を実施できるように、畜肉・乳製品製造・水産養殖業界のベスト・イン・クラス*2に関するデータ・分析・業界動向を提供することが目的です。
また、企業戦略などの情報開示が遅れている箇所に光を当てることで、1兆6000億ドル規模である畜肉・乳製品製造・水産養殖業界市場のトレンド形成に貢献します。
フードチェーンにおける主要なサプライヤーたちが下記の環境・社会・ガバナンスリスクをどの程度管理しているのか評価するこのレポートは、投資家にとって最適な資料です。
- 温室効果ガス排出
- 森林破壊と生物多様性
- 水資源の使用と水不足
- 廃棄物と汚染
- 抗生物質
- 労働条件
- アニマルウェルフェア(動物福祉)
- 食品の安全
- ガバナンス
- 持続可能なタンパク質
Coller FAIRR Indexについての詳細な情報はこちらからご覧ください。
https://www.fairr.org/index/
*1 投資先企業が抱える環境・社会・ガバナンスの問題の解決に向け建設的に投資家と投資先企業が対話すること
*2 環境・社会・ガバナンスの観点で優れた企業へ投資する手法