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11月 29, 2020

日本にノルウェーサーモンが届くまで

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陸から始まるノルウェーサーモンの養殖

海水で養殖されるノルウェーサーモンですが、最初から海水の中で育成されるわけではありません。陸上の養殖場での人工授精から始まり、孵化するまで約80日間淡水の水槽の中で育成されます。

孵化した稚魚は、その腹部に栄養を蓄えた嚢(ふくろ)を持っており、何も食べずに成長します。孵化後約4~6週間になると餌を自分で食べるようになり、稚魚は成長に合わせて大きな水槽に移し替えられます。

幼魚からスモルト(海水に適応するための変態をとげた個体)へと成長しながら、海水で育つ為の準備を整えていきます。この間約16か月ほどですが、サーモンの大きさはわずか60g~80g、約12cmと小さく、ここから出荷に適した4kg前後に育つまで、海水養殖場で養殖されます。

ノルウェーの海水養殖場

海水養殖場は冷たく澄んだフィヨルドに作られています。

山地からの雪解け水と冷たい海水が混ざり合う養殖場は、サーモンにとって絶好の水温と塩分濃度を保っており、成長するのに理想的な環境が整っているのです。

ここで14か月~22か月間、育成され、約4kg~6kgに成長すると、水揚げされて加工場に運ばれます。

ノルウェーサーモンの餌

理想的な環境で育つノルウェーサーモンですが、良質な餌も当然のことながら健全な成長に必要不可欠です。大豆などの植物性由来の原材料と、魚油や天然の魚の魚粉などの海洋性由来の原材料を主とし、特別に調合された乾燥ペレット餌がノルウェーサーモンの餌になります。

タンパク質や炭水化物、不飽和脂肪酸・ビタミン・ミネラル・抗酸化物質を含んだ餌を与えられたサーモンは、天然のサーモンに比べ、より脂肪分を蓄える傾向があり、多くのオメガ3脂肪酸を含んでいます。

与える餌の量もしっかりと管理しているため、餌の食べ残しはほぼありません。そのため養殖場とその周辺の水質は汚染されることがなく、サーモンは綺麗な海の中で生育されます。

加工されて日本へ

水揚げされたノルウェーサーモンは養殖場のある現地ですぐに内蔵除去などの加工をし、一度も冷凍されることなく新鮮な状態のまま日本へ出荷されます。

ノルウェーから日本までは約8,330kmありますが、水揚げから最短36時間で日本に到着し、さらなる加工を経て、日本各地の量販・外食店様に届けられ、消費者の皆様にお召し上がりいただいています。

 

 

ノルウェーサーモンをよりおいしく

こだわって養殖している当社のノルウェーサーモン。品質には自信があります。そのおいしいサーモンをよりおいしく召し上がっていただきたいと思い、多くのレシピも作成しています。

https://cookpad.com/kitchen/13933247

またさまざまな販促活動を通じ、日々消費者に新たな食べ方を提案しています。これらの取り組みにご興味がある企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。